QR引換券を個別発行し、利用済み・有効期限を管理する方法
対象者1人につき1枚の引換券を発行したい。数千〜1万件規模の申込者名簿があり、個別のQRコードをまとめて用意したい。配布後は、各窓口で利用済みかどうかを確認し、二度目の利用を防ぎたい。そんな法人向けのチケット運用を、キューRクラウドで構築できます。
企業の購入者特典、招待企画、景品引換、旅行商品に付帯する利用券などでは、企画・配布対象が決まった後に、券の発行方法や現地での確認方法が課題になることがあります。キューRクラウドは、QRコードとWebデータベースを利用し、「対象者ごとに発行する」「現場で読み取る」「利用履歴を残す」という部分から始められるサービスです。
このページで扱う運用
申込者や対象者の一覧をCSVで取り込み、異なるQRコードをまとめて発行。メールまたは印刷物で配布し、現地では利用開始・終了日時と利用済み状態を確認します。
このような引換券・チケット運用に対応します
- 申込者1万人分の個別QR引換券を一括作成したい
- 商品購入者に、それぞれ一度だけ使える受取券を発行したい
- メール配信や印刷会社を通した紙券配布を考えている
- 引換期間の開始前・終了後は利用できないようにしたい
- 複数の会場・店舗で、どの券がいつ使用されたかを確認したい
- 配布枚数と現地での利用記録を、後からCSV・Excelで確認したい
発行から引換までの基本的な流れ
1. 対象者リストをCSVで一括登録
申込番号、対象者名、券種など、運用に必要な情報を整理したCSVを準備します。キューRクラウドではCSVによる一括登録に対応しており、1万件規模の対象者データから個別のQRコードをまとめて発行できます。券に持たせる項目は、運用したい内容に応じて定義データを設計します。
既存の会員システムや予約システムの情報を使いたい場合も、まずはCSVの出力・取り込みによる運用から検討できます。データの受け渡しを自動化したいときは、接続先の仕様に応じたAPI連携を個別開発でご相談いただけます。
2. 対象者にQR引換券を配布
個別QRコードはメールで配布するほか、QRコードの元テキストをCSVで出力し、印刷会社で券や台紙に印刷する方法にも対応します。対象者によってスマートフォン提示と紙の提示を併用する運用も検討できます。
メール一斉配信は標準機能ですが、迷惑メール対策のため、1回の送信操作につき最大200件という運用上の上限があります。対象者が200件を超える場合は、検索条件や区分を使って200件以下のグループに分け、送信操作を複数回行うことで、迷惑メールにならないための対策となります。メールの送信時刻の記録も可能です。メール配信の詳細は一斉メール送信マニュアルをご確認ください。
3. 利用可能な期間と一回限定利用を設定
各QRコードには利用開始日時と利用終了日時が設定できます。開始前の読み取りでは未有効、終了日時を過ぎた読み取りでは期限切れとして案内します。期間設定はQRコード単位で管理できます。
利用可能な期間判定はQRコード1枚ごとで設定できます。利用者が異なるQRコードを2枚持つ場合は、それぞれ1回ずつ利用できます。設定をしない場合は、同じQRコードの読み取りを繰り返し記録されます。
4. 現地でQRコードを読み取り、利用状況を確認
窓口スタッフが提示されたQRコードを読み取り、対象者や券種など、引換業務に必要な情報を画面で確認します。利用開始前、期限切れ、利用済みの状態も判定できます。
QRコードを読み取り後に表示される情報の表示・非表示はいつでも調整できます。券種やグループごとにセルの色を変えれば、忙しい引換窓口でも種類を直感的に見分けやすくすることもできます。
5. 利用実績を確認し、CSV・Excelへ出力
利用したQRコード、読み取り時刻、記録者、回数などの履歴をWeb上で確認できます。各店舗に店舗名・店舗コードを付けたゲストアカウントを用意すれば、どの店舗で読み取ったかも識別できます。記録データはCSV・Excelへ出力し、社内での実績集計に利用できます。
発行・配布方法を選ぶ
| 配布方法 | 適した運用 | 対応範囲 |
|---|---|---|
| CSV出力・印刷 | 券面を印刷会社に入稿し、紙の引換券として郵送・手渡し | QRコード元データのCSV出力は標準機能。印刷・送付は外部で実施 |
| 個別QRのメール配信 | 登録された対象者へ電子引換券を送信 | 標準機能。1操作最大200件、超過分は対象を分けて送信 |
| 指定デザインのPDF | 独自レイアウトの招待券・引換券をPDFで出力 | カスタム対応。券面のExcelフォーマットと差込セルの指定が必要。配布方法は個別相談 |
独自デザインのPDFを希望される場合は、印刷時の完成イメージとなるExcelファイルをご用意していただきます。QRコードを配置するセルに加え、氏名・申込番号・券種などの可変項目を配置するセルを指定いただければ、専用のPDF出力機能を個別に設計が可能になります。

複数拠点での引換と管理者による訂正
複数店舗・施設で共通の引換券を利用する場合でも、店舗ごとのゲストアカウントを使って読み取りを記録できます。現地で誤って利用処理を行った場合は、管理者アカウントにて後訂正や読み取り記録の取消が行なえます。
さらに「どの店舗か」だけでなく「どの担当者が読み取ったか」まで残したい場合は、スタッフ識別QRと引換券QRを連続して読み取るメモリ機能を利用する方法もあります。
よくあるご質問
Q. 申込者1万人分のQRコードをまとめて作れますか?
はい。CSVデータを一括登録し、対象者ごとに異なるQRコードをまとめて発行できます。ただし、メール配信については1操作あたり最大200件の上限があります。
Q. 一度使われた引換券を別の店舗で使うことはできますか?
一回限定利用を設定している場合、同じQRコードの再利用は利用済みとして判定します。利用済みの判定は券ごとに行われます。
Q. 送信したメールが届いたか確認できますか?
送信時刻の記録に対応しています。一方、送信記録と受信者への到達確認は技術的に異なること、また迷惑メール振り分けや受信側の設定などによってり、到達・開封を確実に把握できる保証はありません。
Q. スクリーンショットや転送による不正利用も防げますか?
一回限定設定は、最初の有効な利用後の再利用を防ぐための仕組みです。第三者が先に提示して使用されてしまうと防げません。厳密な本人確認が必要な運用される場合、顔認証などを組み合わせた運用もございます。
Q. 発行後に誤った券を無効化できますか?
対象の登録データを削除により発行済みのQRコードを無効な状態にできます。一度削除すると、同一のQRコードの再発行はできません。
実際の引換・クーポン運用に関する相談事例
このページは用途別の運用案内ですが、ハネソルでは実際に引換券やクーポンの利用管理に関するご相談を受けています。以下は実際の相談・導入事例です。
既存の名簿・施策を生かして、必要な部分からご相談ください
すでに配布対象者や実施期間が決まっている場合は、対象人数、券種、配布方法、利用拠点数、利用済み判定の要否が分かるだけでも、実現方法の検討を始められます。標準機能で対応できる範囲を確認し、既存DBとのAPI連携や独自PDF出力などが必要な場合は個別対応をご案内します。