既存会員に限定したQRクーポン・特典引換券を発行する方法

ファンクラブや有料会員、会員制サービスの利用者に、会員限定の特典引換券を配布したい。会員ごとに異なるQRコードを発行し、来店・来場時に利用資格や利用済みを確認したい。しかし、すでに運用している会員サイトを特典のためだけに作り直すことは避けたい。そんな場合に、キューRクラウドのQRコード発行・読取履歴管理を組み合わせる方法をご紹介します。

会員募集、会費決済、会員ランクの決定などは、企業が現在使用している会員管理システムをそのまま利用できます。キューRクラウドが受け持つのは、確定した対象会員にQRクーポンを発行し、利用する現場で券の状態を判定・記録する部分です。最初はCSVの受け渡しだけで始め、必要に応じてAPI連携を追加する構成も検討できます。

このページで扱う運用

会員特典の内容、配布対象者、利用期間が決まっている企業向けの案内です。会員サイトやファンクラブサービス全体の新規構築ではなく、会員限定の特典券を発行・配布・利用確認する運用を取り上げます。記事中の運用例は実際の導入実績を意味するものではなく、既存機能の活用例です。

【画像制作指示:横長16:9。前回のbulk_issue・purchase_benefitと統一した淡いピンク、ブルー、グリーンのモダンなフラットイラスト。左から右へ5段階、①既存会員管理PCの抽象的な会員一覧から特典対象者を抽出、②会員ごとに異なるQRクーポン発行、③会員へメール配信または既存会員サイトにQRを提示するイメージ(会員サイト表示はAPI等の連携構成であることが分かる抽象図)、④会員がスマートフォンのQRを提示し施設スタッフが外付けリーダーで利用確認、⑤管理PCに店舗別・会員別の利用履歴一覧。控えめな矢印で接続し、十分な余白を取る。架空のQR模様のみ、実在企業名、会員名、個人情報、長文文字列、ブランドロゴなし。】

このような会員限定クーポン・特典の運用に

既存会員の囲い込み施策を企画会員特典を運用するための仕組みの一部としてご検討いただけます。

既存の会員情報から特典を利用するまでの流れ

1. 特典の対象会員を確定する

既存の会員管理システムから対象会員に対し、例えば「今月末時点の有効会員」「イベント参加予定の会員」「特定ランクの会員」を選定します。

会員番号、特典区分、メールアドレス、利用期間など、必要な項目をCSVに整理して一括登録します。キューRクラウドは1万件規模のCSV一括登録と個別QR発行に対応しています。個別の会員名など個人情報を外部クラウドへ保存に対する規制がある事業者様は、識別用IDのみを保持する運用も検討できます。

2. 会員ごとのQRクーポン・引換券を発行する

取り込んだ会員データに対して、会員ごとに異なるQRコードを発行します。特典A、特典Bなどの券種、会員番号、引換対象などは定義データの項目として設定し、読み取り時に必要な情報を参照できます。

QRコードごとに利用開始日時と利用終了日時も設定可能です。利用開始前や期限切れの場合は、その状態を読み取り画面上で案内します。特典の有効期間が会員ごとに異なる場合にも対応を検討できます。

3. 対象会員へQRクーポンを届ける

個別QRはメールで配布できます。CSVデータからQRコードの元テキストデータを出力し、紙の引換券に印刷することも可能です。

メール一斉送信は1回の送信操作につき最大200件を基本とし、超過分は対象者を区分・検索して分割送信します。送信時刻を記録する機能もあります。詳細は一斉メール送信マニュアルをご参照ください。

既存の会員サイトやアプリ内にQRコードを表示する方式は、会員サイト側の仕様に応じてAPIなどの個別連携開発を検討します。標準機能で会員サイトへ自動組み込みされるという意味ではありません。

4. 店舗・イベント会場で利用確認する

現地にて、会員がスマートフォンや紙券のQRコードを提示し、担当スタッフが読み取ります。一回限定QRコードの場合、同じQRコードを再度読み取った場合は利用済みとして判定します。会員が別のQRコードを2枚持っている場合は、それぞれのQR券に対し、1回ずつ利用できます。

一回限定を指定しない場合、同じQRコードを繰り返し読み取って履歴を残せます。特典の券種は読み取り画面のセル背景色でも識別できます。

5. 利用実績を確認する

QRコードごとに、誰がいつ何回読み取ったかなどの利用履歴を確認でき、CSV・Excelへ出力できます。店舗ごとにゲストアカウントを発行し、そのアカウント名を店舗名や店舗コードにすれば、どの店舗・施設で引き換えたかも記録できます。

会員管理を置き換えずに導入する3つの方法

連携方法 想定する流れ 対応範囲
CSVを利用 既存会員DBから対象者一覧を出力し、キューRクラウドへ一括登録 CSV一括登録・QR発行は標準機能
担当者の操作を契機にAPI連携 担当者が操作した時点で、対象会員の登録・QR発行などを連携 接続先に合わせたカスタム対応
既存会員システムからAPI呼び出し 会員サイト側の処理を契機にQR発行機能を利用 接続先に合わせたカスタム対応

キューRクラウド側が定期的に会員DBへアクセスして同期する仕組みも、要件によっては個別開発で検討できますが、スケジュール実行や監視などに伴う追加の運用費用が発生する場合があります。まずはCSVや担当者操作を起点とする連携など、必要な範囲からご相談ください。

複数会場・複数スタッフで運用する場合

全国の店舗や複数のイベント会場で共通特典を扱う場合、会場ごとにゲストアカウントを用意し、アカウント名を拠点として識別できます。

各アカウントで読み取れる定義データには権限上の制限があり、券種・運用単位に応じた読み取り可否を調整できます。

必要に応じて、スタッフ識別用QRと会員の特典QRを連続で読み取るメモリ機能も利用できます。食事提供におけるメモリ機能の利用例では、異なるQRコードの情報を紐付けて記録する方法をご紹介しています。

【画像制作指示:横長16:9。bulk_issue・purchase_benefitの既存イラストと同一タッチの淡いピンク、ブルー、グリーンを用いた上品な法人向けフラットイラスト。少人数の会員特典受取カウンターで、スマートフォンの会員限定QR券を持つ来訪者に対し、スタッフがPCと外付けバーコードリーダーで利用確認している。PC画面は会員IDや券種が判別できない抽象化された一覧で、赤・青・緑の色分けセルを表現。背景に会員限定の記念品を整理して配置。落ち着いた実務風景、広い余白。企業ロゴ、実在ブランド名、読める会員情報、長文テキスト、実在のイベント名称なし。】

導入前に整理しておきたい条件

よくあるご質問

Q. すでに運用しているファンクラブ・会員管理サイトを変更する必要はありますか?

必ずしも必要ではありません。対象会員の情報をCSVで取り込み、QRクーポンの発行・利用管理だけをキューRクラウドで行う構成が可能です。会員サイト内での券表示や自動連携が必要な場合は個別開発をご相談ください。

Q. 会員番号だけで管理し、氏名などの個人情報を登録しないことはできますか?

はい。キューRクラウド側では識別用IDを利用し、氏名などの情報は既存会員DB側で管理する運用が可能です。読み取り画面に表示する項目もカラムごとに制限できます。

Q. 同じ会員に2種類の特典を配布した場合はどうなりますか?

異なるQRコードをそれぞれ発行すれば、一回限定利用はQRコードごとに判定されるため、各券を1回ずつ利用できます。同一人物に対して券を何枚発行するか、重複会員への発行を認めるかは、発行元の会員データと運用条件を踏まえて決めます。

Q. 会員証のスクリーンショットや転送による不正利用まで防げますか?

一回限定利用は、最初に有効な利用処理が成立した後の再利用を防ぐ仕組みです。第三者が転送された券を先に利用することまでは、固定のQRコードだけで防げません。厳格な本人確認が必要な場合は、顔認証などを組み合わせる方式を個別に検討します。

Q. 特典が利用された情報を、既存の会員DBへすぐ反映できますか?

標準ではキューRクラウド内に利用履歴を記録し、CSV・Excelで出力します。外部DBへのAPI連携はカスタム対応です。読み取り直後の外部反映は標準機能ではありませんので、連携タイミングや更新方式を含めて個別に検討します。

Q. メールで数千人分の会員特典をまとめて配布できますか?

会員ごとのQRを一括発行することは可能です。メール配信は1回の送信操作あたり200件までを基本とし、対象者を分割して操作を繰り返します。詳細は一斉メール送信マニュアルをご確認ください。

関連するチケット運用・機能紹介

大量の個別QR発行を検討中の方は大量発行・利用済み管理、商品購入と紐付く特典の提供を検討中の方は購入者限定特典の発行・利用管理もご覧ください。既存の利用事例として、複数QRの情報を組み合わせるメモリ機能をご案内しています。

会員向けQRコード運用をご検討中なら是非ご相談ください

「既存会員向けに一度だけ使える引換券を配りたい」「会員サイトは残して、現地でのQR確認だけを追加したい」「店舗別に利用状況を把握したい」など、実施したい内容が決まっていれば、対象人数・券種・配布方法・利用拠点数・連携希望の有無をお聞かせください。標準機能で実現できる範囲と、必要な個別開発を切り分けてご案内します。

キューRクラウドのサービス内容を確認する

QR電子チケット・クーポン・引換券の特集トップへ戻る