ハネソル株式会社
なりすまし対策を強化するなら「QR+顔認証」 イベント受付・入場管理の新しい選択肢

なりすまし対策を強化するならQRと顔認証が最適解

受付業務や入場管理のデジタル化が進む中で、もっとも広く使われている手段のひとつがQRコードです。ハネソル株式会社が提供するキューRクラウドでも、イベント受付や来場記録、現場入場管理など、さまざまな場面でQRコードを活用した運用をご利用いただいています。

一方で、QRコード運用には大きな強みがある反面、「そのQRコードを持っている人が本当に本人なのか」という点までは厳密に判定できない場合があります。

そこで注目されるのが顔認証です。

今回は、QRコードの利便性を活かしながら、顔認証を組み合わせることでなりすまし対策を強化する考え方について、実際の運用シーンを交えて解説します。

1. QRコード受付が広く使われている理由

1-1. QRコード受付はなぜ普及しているのか

イベント受付や来場管理でQRコードが広く使われている理由は明確です。速く、分かりやすく、大量処理に向いているからです。

来場予定者にあらかじめQRコードを配布しておけば、当日は受付でそのコードを提示してもらい、読み取るだけで受付が完了します。受付担当者が紙の名簿を照合したり、氏名をその場で確認したりする必要がなく、短時間で多くの来場者に対応できます。

  • 事前配布したQRコードを当日提示してもらうだけで受付できる
  • 短時間で大量の来場者をさばきやすい
  • 受付履歴をデータとして残しやすい
  • 運用がシンプルで、導入しやすい

QRコード受付の基本イメージ

1-2. キューRクラウドでも最も多い利用シーン

キューRクラウドにおいても、もっとも多い利用シーンのひとつがこのQRコード受付です。

「誰が」「いつ」「来場したのか」を簡単に記録できるため、イベント、説明会、セミナー、工場見学、施設入館など、多様なシーンで活用されています。

受付スピードを重視する運用では、QRコードは非常に優れた手段です。これは今後も変わらない大きな価値です。

2. QRコードだけでは防ぎきれない“なりすまし”の課題

2-1. QRコードは「本人確認」ではなく「コード確認」

ここで重要なのは、QRコード受付が確認しているのは本人そのものではなく、提示されたコードだという点です。

たとえば、本人向けに発行されたQRコードであっても、その画像や印刷物が別の人へ渡ってしまえば、受付側はその違いを見分けることができません。

つまり、QRコード運用は非常に効率的である一方で、なりすましの可能性を構造上ゼロにはできないという限界があります。

2-2. 厳密な本人確認が必要な場面では限界がある

通常のイベント受付であれば、QRコードだけでも十分に実用的なケースは多くあります。しかし、次のような場面では事情が変わります。

  1. 本人以外の入場を厳格に防ぎたいイベント
  2. 会員限定・招待制・関係者限定の受付
  3. 現場作業員や点検員の入退場を正確に管理したいケース
  4. 手荷物や資産などの受け渡しで取り違えを防ぎたいケース

このような制度運用では、「QRコードを持っている」ことだけでは不十分であり、本人確認の精度そのものを上げる必要があります。

QRコード運用におけるなりすましリスクの概念図

3. 顔認証を組み合わせることで何が変わるのか

3-1. 顔認証は本人そのものを確認できる

顔認証の強みは、本人固有の情報を使って確認できることにあります。

事前に顔情報を登録しておけば、当日は受付端末やゲートのカメラに顔を向けてもらうだけで、本人照合を行うことができます。これにより、QRコードの転送や貸し借りによるなりすましを防ぎやすくなります。

  • 本人以外が代わりに通過することを防ぎやすい
  • 印刷物や提示物の受け渡しが不要になる
  • 「誰がその場に来たのか」をより厳密に確認できる

3-2. ただし、顔認証にも特性がある

顔認証は万能ではありません。QRコードと比べると、顔をカメラに向けて認証する工程が入るため、通過スピードではQRコードのほうが有利なケースがあります。

だからこそ大切なのは、「QRか、顔認証か」と二者択一で考えることではなく、QR+顔認証として設計することです。

スピードを優先すべき場面ではQRコード、厳密な本人確認が必要な場面では顔認証、あるいは両方を組み合わせる。この考え方が現実的です。

4. 「QR+顔認証」という考え方が現場に向いている理由

4-1. それぞれの強みが違う

QRコードと顔認証は、競合する仕組みというより、得意分野の異なる手段です。

比較項目 QRコード 顔認証
受付スピード 非常に速い やや時間がかかる
本人確認の厳密さ 限定的 高い
なりすまし対策 弱い 強い
スマホ依存 高い 低い
提示物の必要性 必要 不要

4-2. 目的に応じて最適な運用ができる

たとえば、来場者数の多い一般イベントではQRコード中心の運用が向いています。一方で、関係者専用エリアや重要区画への入場、本人限定の受け渡し業務などでは顔認証が効果的です。

つまり、運用現場に必要なのは「どちらか一方」ではなく、目的に応じて使い分け、必要な場面で両方を組み合わせられる柔軟性です。

QRコードと顔認証を組み合わせた運用イメージ

5. 活用シーン[1] イベント受付でのなりすまし対策

5-1. 一般受付はQR、厳格な確認は顔認証

イベント受付では、来場者数が多いため、まずはスピードが重要になります。この点でQRコードは非常に優秀です。

しかし、VIPエリア、関係者受付、限定参加者向けセッションなど、本人以外の入場を防ぎたい場面では、顔認証の導入価値が高まります。

たとえば次のような運用が考えられます。

  • 全体受付はQRコードで迅速に処理する
  • 特定エリアへの入場時のみ顔認証を行う
  • 事前登録時に顔情報もあわせて登録しておく

5-2. 本人限定イベントとの相性が良い

招待制イベント、会員限定イベント、試験会場、説明会など、本人確認の厳格さが求められるシーンでは、QRコードと顔認証の併用によって、受付効率と本人確認精度を両立できます。

6. 活用シーン[2] 工事現場・設備点検・作業現場の入場管理

6-1. 現場では「誰が入ったか」を正確に残すことが重要

工事現場や設備点検の現場では、その日に誰がいつ入場し、どこで作業したのかを記録することが重要です。

安全管理、作業履歴、トレーサビリティ、監査対応などの観点から、入退場の記録は単なる受付ではなく、業務管理そのものに関わります。

6-2. 顔認証はスマホ前提でなくても使える

QRコード運用の場合、作業員が各自スマートフォンを持ち、提示できることが前提になりやすくなります。しかし現場では、必ずしも全員がスマートフォンを所持しているとは限りません。

その点、顔認証であれば、本人がその場にいれば認証できるため、スマートフォン所持を前提としない運用が可能です。

  1. 新規入場時に顔登録を行う
  2. 以後は各ゲートで顔をかざすだけで本人確認できる
  3. 誰がどの現場に入ったかを継続的に記録できる

現場管理においては、顔認証は単なる便利機能ではなく、確実な入場管理の手段として有効です。

工事現場や点検現場での顔認証入場管理イメージ

7. 活用シーン[3] ホテルの手荷物預かり

7-1. 手荷物預かりには受け渡し確認の課題がある

ホテルでは、チェックアウト後に当日の手荷物を一時的に預かるサービスがあります。特に大規模ホテルでは預かり件数も多く、どの荷物を誰から預かり、誰に返却するのかを正確に管理する必要があります。

現場によっては、手書き台帳や引換票、レシートなど、さまざまな方法で運用されています。

7-2. QRコード運用にも利点はあるが、紙の課題が残る

現在、キューRクラウドでは、QRコードを引換票としてレシートプリンターで印刷し、お客様にお渡しする運用も可能です。この方法はデジタル管理しやすい反面、どうしても印刷という作業が必要になります。

さらに、引換票をお客様が紛失してしまうリスクや、第三者が誤って荷物を受け取ってしまうリスクも考えられます。

7-3. 顔認証なら印刷不要で本人確認しやすい

顔認証を使えば、荷物預かりの場面でも、紙やレシートを介さずに本人確認ができます。

  • 引換票の印刷が不要になる
  • 引換票紛失の心配を減らせる
  • 別人への誤返却防止に役立つ
  • 預かりから返却までをデジタル管理しやすい

ホテルの手荷物預かりは、顔認証の価値が非常に分かりやすく出る代表例のひとつです。

ホテル手荷物預かりにおける顔認証活用イメージ

8. 顔認証運用の基本イメージ

8-1. 初回登録から日常運用まで

顔認証を使った運用は、難しい操作を前提とするものではありません。基本的な流れはとてもシンプルです。

  1. 初回登録時に顔情報を登録する
  2. その後は各受付・ゲート・受け渡し場所で顔をかざす
  3. システムが本人照合を行う
  4. 履歴を記録し、必要な業務処理へつなげる

8-2. QRコードとの併用でさらに柔軟になる

運用によっては、最初の登録や案内にはQRコードを活用し、本人確認が必要な局面で顔認証を使う、といった併用も可能です。

このように、QRコードと顔認証は対立するものではなく、運用設計の自由度を高める組み合わせとして考えるのが自然です。

9. これからの受付・入場管理に必要なのは「速さ」と「確実さ」の両立

9-1. QRコードの価値は今後も変わらない

まず大前提として、QRコードには今後も大きな価値があります。大量受付を短時間で処理するという点では、非常に優れた手段です。

だからこそ、ハネソルとしてもQRコード運用を否定するのではなく、その強みを最大限活かしながら、必要に応じて顔認証を加えるという考え方を重視しています。

9-2. 顔認証は“追加の厳格さ”を与える

本人確認を厳格にしたい場面、なりすましを防ぎたい場面、印刷物をなくしたい場面では、顔認証が大きな効果を発揮します。

つまり今後の受付・入場管理で求められるのは、単純に「デジタル化すること」ではなく、速さと確実さをどう両立するかです。その答えのひとつが「QR+顔認証」です。

速さと確実さを両立するQR+顔認証の概念図

10. キューRクラウドなら、QRコードも顔認証も一体で活用できます

10-1. キューRクラウドの基本サービスとして顔認証を提供

ハネソル株式会社では、QRコードを活用した受付・入場管理・履歴記録の仕組みに加え、顔認証の活用も進めています。

この顔認証機能は、キューRクラウドの基本サービスとして提供します。追加料金も必要ありません。

10-2. QRコードの発行管理に加え、顔認証も利用可能

キューRクラウドをご利用いただくことで、QRコードの発行管理はもちろん、顔認証システムも追加で利用できます。

キューRクラウドのLPサイトイメージ
キューRクラウド

受付スピードを重視する場面ではQRコードを、本人確認をより厳格にしたい場面では顔認証を、そして必要に応じて両方を組み合わせることで、現場に合った最適な運用を実現できます。

なりすまし対策を強化したい、紙や印刷に依存しない運用を進めたい、より確実な入場管理を実現したいとお考えでしたら、ぜひハネソル株式会社へご相談ください。

最後までお読みくださりありがとうございます。